ミッション

20世紀後半、日本は短期間に目覚ましい経済発展を遂げ、世界第2位の経済大国にまで成長しました。日本の成功は世界中の称賛を集め、後に続いたアジア諸国の経済発展のモデルとなりました。

しかし、経済成長は、豊かさと同時に、負の遺産も創り出しました。大気汚染、水質汚染による健康被害、ゴミ問題、オイルショックによる逼迫した省エネニーズ・・・。

そして、今、人類史上最大の危機とも言える気候変動・地球温暖化が 深刻化しています。20世紀後半の北半球の気温は、過去1300年の中で最も高かったと言われています。※1 2007年8月、北極海の氷の面積は観測史 上最少を記録しました。※2 そして、生命を支える最も基本的な物質ー水―でさえも不足状態が進行し、2050年代までに10億人以上の人々が水不足の悪影響を受けると予測されてい ます。※3 私たちの世代は何とかなるかもしれません。でも 子供や孫の世代には、「生きていくこと」すら困難になるとも言われます。地球環境は今や一刻の猶予も許されない、危機的状態にあるのです。

  • ※1 IPCC第4次評価報告書
  • ※2 宇宙航空研究開発機構(JAXA)
  • ※3 IPCC第4次評価報告書

21世紀を迎え、中国やインドなど新興国が著しい経済成長を遂げつつあります。
彼らは、20世紀に欧米や日本が取った方法で成長を遂げることができるでしょうか?
そうすべきでしょうか?

これまでのやり方では早晩限界が来る、ということはもはや明らかでしょう。地球温暖化による異常気象や環境変化は、経済力に関係なく、地球上のすべての人類に影響を与え、時には生命を脅かします。

新興国の発展と地球環境の維持・向上の両立は、新興国だけの問題ではなく、地球レベルで21世紀の人類が取り組むべき、私たち全員の課題です。

広い宇宙の中で、唯一いのちを育む惑星、それが私たちの住む地球(ガイア)です。さまざまないのちがつながりあい、助け合いながら、38億年もいのちをつないできたひとつの運命共同体なのです。※

※ ジェームズ・ラブロック博士による「ガイア理論」

日本は、公害・省エネ対策を通じて、他国に例のない環境対応技術力を様々な分野で培ってきました。同時に、日本には古来より続く自然環境と調和・共生する価値観・文化が、今も多様な形で息づいています。

世界が直面する地球規模の課題を解決するためにも、そして新興国の発展と地球環境の維持・向上の両立を実現するためにも、今こそ、そうした日本の技術力と文化力を融合し、新しい「日本力」を再構築することによって、真のグローバルリーダーシップを発揮しなければならない時代であると考えます。
昨今の混沌とした国内状況と、劇的な地球環境の変化を目の当たりにして、日本の未来が見えなくなっていると感じる人が増えていると言われます。
答えはあります。


未来は見るものでなく、私たちの手で創っていくものなのです。